応急処置の方法 01

ガラスが割れるタイミングは、まったく予測できません。

特に最近は、地震によって窓枠ごとガラスが降ってくる場合があります。ただ、歩いていただけでガラス片を浴びた人も、実際にいるわけです。
また、台風や突風によってガラスが割れる場合もあります。台風はシャッターを下ろす、雨戸を閉める等して窓を守ることが可能ですが……マンションや団地はそれらがないことも。

ガラスボウルや、コップ割れは気を付けていれば回避することができますが、自然災害等でどうしようもない場合、絶対に怪我をしない保証はないため、手当ての方法は知っておいたほうが良いでしょう。

切り傷小さな怪我の場合

小さく浅い場合は、取り除けそうならピンセットなどでガラスを取り、傷口を水洗いし、清潔なガーゼやタオルで止血を行ってください。

毛細血管からの出血 直接圧迫止血法
にじみ出るような感じで出血します。止血の必要がない場合もあります。
止血の方法は軽い力で圧迫してください。5分間、きっちり行ってください。

小さな怪我の場合、「もう止まったかな?」とチラチラ確認してしまいがちですが、それでは止血ができません。5分間は力は緩めないようにしてください。
出血が止まったら、ガーゼや絆創膏を貼り、乾燥させないようにしてください。そのほうが、傷の治りが早くなります。その状態で外科や整形外科へ。医師に診てもらってください。
軟膏は、すり込まないでください

※注意。医師に診てもらう前にぐるぐる巻きの手当てをされると、医師の確認ができず包帯やガーゼなどをはがされます。それはとても痛い! わけです。乾燥させるスプレーなどもアウトです。あれははがすのが困難で一層痛くなります。

※注意2.指など、輪ゴムでぐるぐる巻きにして止血を行う人もいますが、傷口をガーゼなどで押さえて圧迫するほうが確実に、危険なく止血が行えます。血の流れを完全にストップしてしまう方法はよくありません。